2026/09/15

ステンレスにめっきは必要?錆びにくいSUSへめっきする理由を解説

「ステンレスは錆びにくいのに、なぜめっきをするの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。SUS304やSUS301などのステンレスは耐食性に優れた材料ですが、製品に求められる性能によっては、ステンレスにもめっき加工が採用されます。今回は、ステンレスにめっきをする代表的な理由を解説します。

ステンレスが錆びにくい理由は、表面に非常に薄い不動態皮膜が形成されているためです。この皮膜が素材を保護することで、鉄と比較して高い耐食性を発揮します。

しかし、「錆びにくいこと」と「表面性能がすべて優れていること」は同じではありません。

例えば、電子部品や接点部品では導電性やはんだ付け性が求められることがあります。このような場合、ステンレス表面にニッケルめっき、スズめっき、銀めっき、金めっきなどを施すことで、用途に必要な機能を付加できます。

また、異種金属との組み合わせも検討ポイントです。ステンレス部品と鉄系部品など、異なる金属が接触した状態で水分や電解質が存在すると、条件によっては電食(異種金属接触腐食)が問題になることがあります。使用環境や相手材を確認したうえで、表面処理によって電位差の影響を抑える方法を検討する場合があります。

一方で、ステンレスへのめっきには技術的な注意点があります。ステンレス表面の不動態皮膜は耐食性を高める反面、そのままではめっきの密着を妨げる要因になります。そのため、適切な活性化処理やストライクめっきなど、鉄や銅とは異なる前処理が必要になります。

つまり、「ステンレスだからめっき不要」とは一概に言えません。耐食性だけを目的とする場合にはステンレス素材のままで十分なケースもありますが、導電性、はんだ付け性、接触特性、外観など別の機能が必要な場合には、めっきが有効な選択肢になります。

重要なのは、めっきの種類を先に決めるのではなく、「何のためにめっきをするのか」を明確にすることです。母材、相手材、使用環境、必要な性能を整理することで、適切な表面処理を選びやすくなります。

当社では、ステンレスをはじめさまざまな金属へのめっき加工に対応しています。千葉県を拠点に、東京都・埼玉県・茨城県など関東地域をはじめ、全国のお客様から試作・量産品のご相談をいただいております。

対応可能なめっきは、

銀めっき、金めっき、ニッケルめっき、光沢スズめっき、半光沢スズめっき、真鍮めっき、亜鉛めっき、銅めっき、鉛フリー錫めっき、三価クロメート、ニッケルフリーめっき、化成処理、無光沢スズめっき、合金めっきなど幅広く対応しています。

対応母材は、

鉄およびその合金、銅およびその合金、亜鉛ダイカスト、洋白、アルミ・アルミダイカスト、ステンレスなど多様な素材に対応可能です。

「ステンレスにめっきできるのか」「SUS304やSUS301へのめっきを検討している」「使用目的に合う表面処理がわからない」といった場合も、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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